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『大悪逆令嬢 ストラテジーオブリリィ』大前説令嬢⑤ ~ 帝國の人々 ~


こんにちは。『大悪逆令嬢 ストラテジーオブリリィ』開発チームです。

 

スカーレットたちの前に立ちはだかる者、あるいは協力者として現れる者──

本作に登場する、個性豊かな人々を紹介する「大前説令嬢」。

今回は、帝國で暮らす様々なキャラクターたちを、

スカーレット様とリリィちゃんに紹介してもらおうと思います。

 

体験版よりもボイス量を大幅に増やし、

より臨場感のある物語をお届けできればと思っておりますので

(※完全なフルボイスではありませんが、かなり喋る…はずです)

登場人物たちの声を想像しながら、彼らとの出会いを楽しみにしていただけたら嬉しいです。

 

それでは──

スカーレット様、リリィちゃん、よろしくお願いします!

 

▼ 国教会の優しいシスター

 

「ん? 非戦闘員か?」

 

 

「帝國国教会のシスターさんだそうで

 長司祭を務めているよ」

 

 

「ああ グウィンが懇意にしているという

 私は直接会ったことはないが

 話には聞いた」

 

 

「ほう 最近じゃ珍しいですね

 共和国では政教分離が進みましたので」

 

 

「何せ国教だからな

 切り離せんさ」

 

 

「グウィン殿下とはどのくらい親しいんだろう」

 

 

「地域の奉仕活動に招かれることもあれば

 政策立案で顧問を依頼することもあるとか」

 

 

「ずいぶん仲よさげじゃないすか」

 

 

「あれと結婚すりゃよかったのにな」

 

 

「シスターと結婚できるわけないでしょ

 しかしまた……こう……胸元とか肩が……」

 

 

「貞淑の誓願を立てる人間のファッションで

 いいんだろうか」

 

 

「殿下も存外、男性だったということかな」

 

 

「堅物だからなぁ……」

 

 

▼ 憲兵隊の双子隊長

 

「コワイ」

 

 

「のっけから疑いの目を向けられて

 トラウマになってるのか

 こいつはグウィン直属の憲兵隊長その1だ」

 

 

「憲兵さんって結局何する人なの?」

 

 

「軍に所属する武装警察だな

 通常の警察と同じように民間を警邏することもあるが

 大きな特徴としては軍内部に対する捜査権を持つ」

 

 

「ああ、防諜とかもこの人たちの役目なんだ」

 

 

「まぁこんな若造に憲兵が務まるのか

 という疑問は当然あるが……」

 

 

「……帝國ってもしかして人材不足なの?」

 

 

「グウィン自体が貴族どもに

 あまり支持されてないからな」

 

 

「怪しい人を片っ端から尋問するのがお仕事かぁ

 事件当夜、あたしたちが疑われたのも

 単に仕事熱心だっただけなんだね」

 

 

「心底グウィンに忠実で

 信用できる奴ではあるんだがなぁ

 ちなみに私は嫌われている」

 

 

「それは聞かなくてもわかる」

 

 

「いだぁぁぁ~~~~っ!」

 

 

「全体攻撃、厄介だなぁ」

 

 

「自分たちがやられると特にキッツいね」

 

 

「さすがは憲兵といったところだ

 容赦がない」

 

 

「もうひとりの憲兵さんも

 こんなにキツいのかな」

 

 

「もうひとりはこいつの双子だ」

 

 

「コワイ」

 

 

「ふたり揃えばグウィンの盾と矛

 こっちは突撃担当の矛だが、デバフ持ちで厄介だぞ」

 

 

「次行くのがもう嫌になってきた」

 

 

▼ 憲兵隊の美人副長

 

「コワイ」

 

 

「同じ顔なだけだ、落ち着け

 サピルスと違って冷静だし話は通じるぞ

 少しばかり勘が鋭いがな」

 

 

「コワイ人じゃないですかーやだー

 ……でもよく見たら殿下の前ではかわいい顔してるね」

 

 

「乙女なところもあるからな

 そういえばあまり嫌われていると感じる態度は

 取られたことがないな」

 

 

「おや。意外と好意的だったの?」

 

 

「ものすごく残念そうな顔をされることはあった」

 

 

「……それは嫌われてるとかを

 通り越してる気がするけど」

 

 

「グウィンの周りを警護するのがさっきの兄で

 事件やトラブルの捜査をするのがこの妹と

 役割分担してるんだ」

 

 

「若いのに憲兵隊長を任されてる引け目から

 捜査には率先して取り組んでて

 隊員たちからの信望も厚い……

 真面目な子だなぁ」

 

 

「さすがグウィンの手足だろ

 捜査日誌もきれいに書いてあるし

 資料の整理も隊長自らやってるそうだ」

 

 

「……すごい苦労人なのかな……」

 

 

「ゴリッゴリのサポーターだ」

 

 

「双子が揃うと猛烈に厄介だぞ

 片割れがデバフをばらまいて

 こいつが自分たちの防御力を上げて

 態勢を整えるからな」

 

 

「ヒエェ

 でも是非とも仲間にしたい」

 

 

「どうかな

 私に対する印象が……」

 

 

「戦争に印象とか関係ないでしょ

 捕まえちゃえば全部捕虜だから」

 

 

「お前が一番怖いぞ」

 

 

▼ 軍楽隊のカリスマ音楽家

 

「お父上とは別のイケオジ枠だ」

 

 

「戦争の生き残りだ

 化け物だぞ」

 

 

「……一部女子に人気出るやつ」

 

 

「また戯曲の話か」

 

 

「はい

 でも紳士然としていて背筋伸びていて

 ただ者じゃない感がすごいねぇ」

 

 

「親父殿に聞いた話だと

 昔は盟友と呼べるほどの戦友だったそうだ

 今は引退して予備役将校として籍を残しているようだが」

 

 

「指揮棒は何に使うんだろ」

 

 

「古い戦争では軍楽隊が奏でる音楽に合わせて

 行進してたのさ

 そこで指揮官を務めていたお方だ」

 

 

「あー……ペンローズの方々が……

 戦列歩兵を……なるほど……」

 

 

「戦争の経験を嫌というほど積んでるから

 他の将官とはひと味違うぞ」

 

 

「これはまたすごくヤな予感がするバッファーだ」

 

 

「真っ先に対処しないとまずいぞ」

 

 

「しかも部隊全体をサポートしてますね

 こいつぁヤベェや」

 

 

「唯一の救いは砲兵ってところか

 騎兵の私は相性がいいぞ

 特効だ」

 

 

「バフをもらった周囲の部隊に

 絡め取られなきゃいいけど……」

 

 

「……嫌な未来を予言するなよ」

 

 

「……武力はもうお腹いっぱいだから

 何か面白そうな情報ないかな……

 あ、得意楽器はサックスだって」

 

 

「場末のバーで吹いてたりするんだろうか」

 

 

「そういう人生もかっこいいね」

 

 

いかがだったでしょうか。

今回紹介してもらった人たちも

きっと様々な戦術を駆使してスカーレットたちを困らせてくることでしょう

舞台となる帝國各地には、前回ご紹介した「グレート・ウォール」のような要塞のほか

この図にあるような可動式の橋(運河)など、戦略的に重要な地形が点在しています。

 

限られた兵力で補給線を築き上げ、いかにして強大な敵に立ち向かうのか。

そして、敵将たちを捕らえることで、スカーレットにかけられた疑いは晴らせるのか──

 

物語の全貌をお届けできるまで、今しばらくお待ちいただければ幸いです。

 

それでは、今後とも『大悪逆令嬢 ストラテジーオブリリィ』をよろしくお願いいたします。

 

 

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